平安建都(794年)にともなって優秀な鍛治氏が奈良から移り住み、京刃物の歴史が始まりました。伏見周辺の土、鳴滝の砥石、丹波の炭、山陰の砂鉄、さらに良質の水にも恵まれて、京都は全国を代表する刃物の生産地となりました。様々な工芸、料理、華道などの文化が花開いた京都において、京刃物は主としてそうした専門的な用途に使われる道具として発展しました。現在も各分野のプロからの特殊な要求に応えられる、すぐれた鍛治師の技術がこうした文化を支えています。
 


  地金(鉄)にホウ砂をかけ、刃金(鋼)を乗せる。

  炉の中で熱し、槌でたたき込んで、地金と刃金をつける。

  タガネで、ひとつ分づつに切る。

  炉で熱した素材を、小槌、向う槌でたたき、約3倍に打ち延ばしながら形をつくる。
  鍛造のときに生じる鋼内部に歪みを除くため、形作ったものを熱し、わら灰に入れて焼き戻す。

  木槌でたたいて表面を付着した酸化鉄を取り除き ならし槌で巾、長さ、厚みを整えながらよく鍛える。


  やすり等で整形し、銑で裏表の厚みを整える。

  土、炭粉などを混合したものを塗り、赤熱させ、水につけて急冷する。

  再び炉の中で熱し、今度は自然に冷却させて、ねばりを与える。

  歪槌でたたいて歪をとる。
  荒砥、中砥、仕上げ砥で研下ろし、刃付けをする。
     

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